2015年12月21日

Route53の特徴をあらためて整理してみる

この記事はDNS Advent Calendar 2015 - Qiitaの20日目の記事です。

AWSが提供するDNSサービスであるAmazon Route53の特徴とメリットについて
あらためて整理してみたいと思います。

■高可用性・高信頼性
エッジロケーション(DNSサーバがある場所)が冗長化されており、サービスとしてのSLAも設定されています。
Route53のSLAは100%です。
SLA100%を謳っているというのは「100%稼働する」という意味ではなく
「稼働率が100%を下回ったらサービス提供者側の責任なので契約に基づいてリファンドする」
というものです。サービスの信頼性が高いからこそ標榜できるものであると言えます。

■低価格
0.50 USD(ホストゾーンごと)/月 – 最初の25のホストゾーン
0.10 USD(ホストゾーンごと)/月 – それ以上のホストゾーン
Cloudnが5ゾーン1000円/月だったことを考えるとメチャクチャ安いです。
(ちなみにCloudnも今までのDNSホスティングと比較したらメチャクチャ安いんですよ…)

・利用した時点で月額費用がかかります。時間割とか日割りとかないです。
・このほかにトラフィック課金がありますが、1ゾーン10ドル超えたら超人気サービスって
 というくらい安いので、こちらはあまり気にする必要ないと思います。
・ホストゾーン数があまりに多すぎるとDNSサーバたてるよりも高コストになることもある
(それでもRoute53を利用するメリットはあるが、1ゾーンあたりの収益を考慮して使うべき)

■レイテンシーベースルーティング・GeoDNS
AWSのサイトには「レイテンシーベースルーティング:エンドユーザーからのリクエストを、レイテンシーが最小の AWS リージョンにルーティングします。」「GeoDNS:エンドユーザーの地理的な場所に基づいて指定した特定のエンドポイントにエンドユーザーをルーティングします」と記載されていますが、いずれも問い合わせにかかる速度を最適化するための仕組みがあるということでご理解いただければと思います。

■他のAWSサービスとの親和性の高さ
ALIASレコードについて説明します。
ALIASレコードはELBのFQDNを登録できるレコードで、原理はCNAMEレコードと同じです。
Route53でだけ設定できる独自拡張ですが、外部から問い合わせした場合Aレコードとして動作します。

「設定できる内容はCNAMEレコード・実体はAレコード」
このことによって得られるメリットは何か。

・応答の高速化
CNAMEの場合、問い合わせ回数は2回になりますが、ALIASは内部処理で
外部にはAレコードとして応答するので、問い合わせ回数は1回になります。

・ELBのFQDNのIPは変化することがある
つまりIPアドレスを直書きできないので普通ならCNAME使うしかないわけですが
ALIASを使えばCNAMEを使わなくて済みます。

・@に設定できる
たとえばexapmle.comというゾーンのexample.com(@)に対してCNAMEは設定できません。
ですがALIASは「実体はAレコード」なので、exapmle.com→ELBのFQDNという紐付けができます。

といったところでしょうか。
posted by maroon at 00:21| Comment(0) | IT_設定関連メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月19日

CloudnのDNS機能を使ってみる

この記事はDNS Advent Calendar 2015 - Qiitaの19日目の記事です。

CloudnのDNS機能を使ってみました。

Cloudnってこのサービス一覧の画像は素晴らしくキレイなんですが、
GUIがところどころ古くさいんですよね…
WS001374.JPG

しかしDNSは比較的モダンな画面だった。
WS001376.JPG

ゾーン追加します。
WS001377.JPG
WS001375.JPG

こんな感じでゾーンができあがります。
WS001378.JPG

ゾーン情報にDNSサーバがでてきますので、レジストラでDNSサーバの設定を変更しておきます。
WS001379.JPG

WS001380.JPG

レコード追加してみましょう。
WS001383.JPG

すごくR○ute53っぽい。

ちなみに設定できるレコード一覧はこちら。
WS001384.JPG

追加します。
WS001385.JPG

追加されました。
WS001386.JPG

WordPressたてておいたんですがちゃんと表示されてますね。
WS001387.JPG
WS001388.JPG

という感じで非常に使いやすいCloudnのDNSですが
料金体系がかなり危険です。

WS001389.JPG
5ゾーンごとに月額固定で課金される(らしい)。
このテストでは1ゾーンを数分追加しただけなのですが
たぶん1000円課金されるんだと思います。
(明細ページが更新されたらわかることですが)

課金単位がざっくりしすぎているのと、
それでいて1ゾーンあたりの価格もR○ute53より高いですし、
これを積極的に選択する理由はなさそう。
posted by maroon at 23:05| Comment(0) | IT_設定関連メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月14日

どこのDNSを使うべきか

この記事はDNS Advent Calendar 2015 - Qiitaの14日目の記事です。

今日はAsahiネットでDNS障害がありましたね。たぶんDDoSでしょう(書いてないけど)
http://asahi-net.jp/support/news/20151214_ja.pdf

で、「ISPのDNSが使えないなら8.8.8.8を使えばいいじゃない」
と思っている僕なのですが、「8.8.8.8は使いたくない」という人がいるようで
あらためて8.8.8.8を使うことの是非について調べてみることにしました。

いくつか見てみましたがこちらがよくまとまっていたのでご紹介します。
あきみちさんならではの信頼性を買ってという面もあります。
http://www.geekpage.jp/blog/?id=2011/9/22/1

もっとも、これも4年前の記事なんで
現状どうなっているかはわからないですけどね。。

・ロケーションによっては8.8.8.8が高速とは限らない
・8.8.8.8を使うことでAS間通信が増加するのでISPとしては好ましくない
ということで、普段はISPのDNSを使いつつ、非常用(臨時)に8.8.8.8を使う
というのがいいんではないでしょうかと思いました。

あと、自分でLAN内にフルサービスリゾルバたてて
ローカルにキャッシュもたせた場合はどうなるのか気がかり。
posted by maroon at 21:14| Comment(0) | IT_設定関連メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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