2024年12月15日

さくらのVPSの追加ストレージ(NFS)で気をつけてほしいポイント

この記事は さくらインターネット Advent Calendar 2024 15日目の記事です。

おかげさまで本日で勤続9周年を迎え、10年目に突入することができました。勤続10年すると特別休暇がもらえるらしいので楽しみにしつつ、また1年頑張っていこうと思います。

10月に部署異動になったので新しい部署ではどんなことをしているのかを書こうと思っていたのですが、今年はサービスに関することを書くことに方向転換しました。

さくらのVPSはプランが上がるにつれてストレージサイズがアップするので、ストレージをたくさん使いたい人には向いているサービスなのですが、それでも足りなくなってくるとか、DBのダンプを別の場所に保存しておきたいとかいうことはあります。

そんなとき使えるのが追加ストレージ(NFS)です。

説明を読みますと
ストレージ変更オプションとは異なり、VPSの外部に追加のストレージを設けるオプションです。
複数のサーバーからローカルネットワーク経由で接続可能な為、バックアップの取得などをお考えのお客様にオススメです。

とあります。

追加ストレージと書いてあるので、VPSのVMに仮想ディスクが接続されたというイメージを抱く方は少なくないようです。

しかしながら、追加ストレージ(NFS)は実体としてはさくらのVPSとは別のVMとして動作しており、ネットワーク経由でマウントすることで利用可能になるものです。

さくらのVPSと追加ストレージ(NFS)はローカルネットワーク経由で接続されるものなので、スイッチを作成しインタフェースを接続してIPアドレスを割り当てるということが必要になってきます。先述の通り仮想ディスクだと思っている方の場合、追加ストレージ(NFS)のIPアドレスとVPSのIPアドレスを同じものを設定してしまうケースがあるようです。ネットワーク経由で通信するためには違うIPアドレスで接続する必要があるので、以下の図のような構成にする必要があります。

WS000183.png

万が一同じIPアドレスを設定してしまった場合、追加ストレージ(NFS)では作成後の設定変更ができませんので、VPS側のIPアドレスを変更する必要があります。

上記の点にご留意いただき、追加ストレージ(NFS)を活用していただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。良きさくらのVPSライフをお送りください!
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2023年12月15日

入職8周年!Ubuntu22.04+Apache構成のWebサーバーにSiteGuard Server Editionを入れてみた

この記事はさくらインターネット Advent Calendar 2023 14日目の記事です。

2023/12/15に入職8周年を迎えました。このように長い期間にわたって1つの会社にいるのははじめてなので、ありがたい限りです。

先日、CentOS7で運用していたWebサーバーをUbuntu22.04に移行しました。
単純なWebサーバーで、プログラムが動いているわけでもないので、移行自体はすんなりできました。

せっかくなので、SiteGuard Server Editionを入れてみようと思ったので入れてみました。

SiteGuard Server Editionのパッケージはrpmとtar.gzが用意されているので、tar.gzのほうを使いました。
解凍してmake installするだけです。

ここから対話式でセットアップするわけですが、WebUIを使うのにJavaが必要だったり、Apache側でmod_proxyとmod_proxy_httpを有効化する必要があります。

JREとJDKのインストールは以下の記事を参考にしました。(他社様サイトになります)
Ubuntu 20.04にAptを使用してJavaをインストールする方法

モジュールの有効化は以下の記事を参考にしました。(個人サイトになります)
Apacheでmod_proxyモジュールを有効にする

これらができれば対話式セットアップを言われるがままに入力していくだけでセットアップできます。
posted by maroon at 18:18| Comment(0) | IT_設定関連メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月27日

pdns-recursor on CentOS6.7

この記事はDNS Advent Calendar 2015 - Qiitaの25日目の記事です。

自宅のDNSキャッシュサーバをローカル化しようとして
1台目:unbound
2台目:pdns-recursor
でたててみました。

unboundについては当ブログで何回か触れているので省略。
CentOS6.7にpdns-recursorをインストールした際の手順です。

■インストール
# rpm -ivh http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm
# yum -y install pdns-recursor

■設定
# cp /etc/pdns-recursor/recursor.conf /etc/pdns-recursor/recursor.conf.orig
# vi /etc/pdns-recursor/recursor.conf
---
#local-address=127.0.0.1 ←これだと他のスタブリゾルバからの問い合わせに応答しない
local-address=0.0.0.0 ←これを追記することで他のスタブリゾルバからの問い合わせに応答するようになる
allow-from=127.0.0.0/8, 10.0.0.0/8, 192.168.0.0/16, 172.16.0.0/12 ←これを追記して問い合わせを許可するIPレンジを指定
---
/etc/init.d/pdns-recursor start
chkconfig pdns-recursor on

これだけしか設定してないのにdnsperfするとunboundの6倍くらい性能出るんですけど。。
ぼくのunboundチューニングがイマイチなんだろうか…。

posted by maroon at 16:51| Comment(0) | IT_設定関連メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする