NSDというのはNLnet Labsというところが開発しているDNSサーバ(権威サーバ専用)です。
ちなみに全く触れてませんでしたがUnboundもNLnet Labsが開発しています。
http://www.nlnetlabs.nl/projects/nsd/
http://www.nlnetlabs.nl/projects/unbound/
NSDというのはBIND9よりもシンプルな実装で脆弱性も少なく高速!
というのがよく言われるアピールポイントなわけですが、
これをスレーブサーバにしようとするとちょっと問題がありまして。
NSDのゾーン転送って、シリアルをチェックしてないんですよ。
BIND9とかだと、ゾーンのシリアルをチェックして
・新しくなっていれば転送
・変更がなければ転送しない
という動きになるんですが
NSDの場合
・シリアル見ないから毎回マスターサーバのゾーンを全部とってくる
という挙動になるのです。
ゾーン数がそれほど多くなければまぁいいかなとも思うんですが
NSD使うかどうか検討してたとき、僕が管理してたDNSサーバ、
ゾーンが約7000あったんですね。
「うーんこりゃきついなー」ということになりました。
※ちなみにこの7000ゾーンのDNSサーバの話は後日何回かに分けてやる予定
このスライドの31〜33を見ていただけるとわかりやすいです。
http://www.slideshare.net/hdais/nsd-unboundintro