結構手順に癖があったのでメモ。
なお前提条件は以下の通り
・ESXiのバージョンは5.1
5.1でないと仮想ハードウェアのバージョンをvmx-9に上げられない。5.0ではダメ。
1.ESXiにSSH接続する
セキュリティ云々できなくなってたのかと思ったらまだ残っていたらしい。
デフォルトでは接続できない設定になっているので設定変更する。
実はESXiのコンソールから設定変更する必要はなく
vSphereクライアント上から設定可能。
1)左側のペインでESXiホストをクリックし、右側のペインの「構成」タブをクリック
2)「ソフトウェア」欄の「セキュリティプロファイル」をクリック
3)「サービス」行の右側、「プロパティ」をクリック
4)「ESXiシェル」と「SSH」を【実行中】にする。
それぞれの行をクリックし[オプション]ボタンを押下。
ポップアップの「サービスコマンド」から[開始]ボタンをクリック
これでESXiホストのIPに対してSSH接続ができるようになる。
ESXiの再起動は不要。
2.ESXiの設定ファイル編集
ESXiホストにSSHログインする。
ちなみにログインするときはチャレンジレスポンス(キーボードインタラクティブ)で。
ID/PWはvSphereクライアントで接続するときと同じ。
ログインしてみると、どうみてもLinuxです本当にありがとうございました。
1)以下ファイルを編集
vi /etc/vmware/config
---以下追記---
vhv.enable = TRUE
5.0では
vhv.allow = TRUE
だったらしい。
5.1で変わったらしいので注意。
# てことは5.0でも仮想化支援機能有効にできるんじゃ…って気もする
# でも仮想化支援機能はvmx-9からって書いてあるんだよねぇ。
http://wiki.mm2d.net/vmware/index.php?%B2%BE%C1%DB%A5%DE%A5%B7%A5%F3%B9%BD%C0%AE.vmx
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1003746
2)サービス再起動
/etc/init.d/hostd restart
ESXi自体を再起動しても有効になるらしいが
そこまでしなくても上記だけで大丈夫らしい。
ちなみに再起動すると一旦vSphereクライアントの接続が切れるみたい。
インストール中とかにやらないように(僕はやった)。
3.仮想ハードウェアのアップグレード
ESXi5.1でもvSphereクライアントで仮想マシンを作成する際には
仮想ハードウェアバージョンは8までしか選べないので、
仮想マシン作成後に「仮想ハードウェアのアップグレード」を行う必要がある。
1)仮想マシンの電源がOFFになっている状態で、左ペインの仮想マシンを右クリック
2)[仮想ハードウェアのアップグレード]をクリック
3)仮想マシンにOSを入れる前なら特にバックアップとかは必要ないので[はい]をクリック
これで仮想マシンバージョンがvmx-9になる。
なお
・右クリックで「設定の編集」
・「オプション」タブのCPU/MMX仮想化をクリック
・「Intel VT-x/AMD-Vを命令セット仮想化に使用し、Intel EPT・AMD RVIをMMU仮想化に使用」
を選択してOKをクリック
もお忘れなく。
4.仮想マシンのOS上での確認
grep vmx /proc/cpuinfo
とやって。flags:にvmxがあればOK
これでESXi上の仮想マシンでKVMが使えるようになりました。
☆参考URL
http://d.hatena.ne.jp/ogawad/20111114/1321228912
http://aimless.jp/blog/archives/1589
https://communities.vmware.com/people/gowatana/blog/2012/11/10/%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89esxi-51-%E3%81%AF-vhvenable-true
http://wiki.mm2d.net/vmware/index.php?%B2%BE%C1%DB%A5%DE%A5%B7%A5%F3%B9%BD%C0%AE.vmx
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1003746