おかげさまで本日で勤続9周年を迎え、10年目に突入することができました。勤続10年すると特別休暇がもらえるらしいので楽しみにしつつ、また1年頑張っていこうと思います。
10月に部署異動になったので新しい部署ではどんなことをしているのかを書こうと思っていたのですが、今年はサービスに関することを書くことに方向転換しました。
さくらのVPSはプランが上がるにつれてストレージサイズがアップするので、ストレージをたくさん使いたい人には向いているサービスなのですが、それでも足りなくなってくるとか、DBのダンプを別の場所に保存しておきたいとかいうことはあります。
そんなとき使えるのが追加ストレージ(NFS)です。
説明を読みますと
ストレージ変更オプションとは異なり、VPSの外部に追加のストレージを設けるオプションです。
複数のサーバーからローカルネットワーク経由で接続可能な為、バックアップの取得などをお考えのお客様にオススメです。
とあります。
追加ストレージと書いてあるので、VPSのVMに仮想ディスクが接続されたというイメージを抱く方は少なくないようです。
しかしながら、追加ストレージ(NFS)は実体としてはさくらのVPSとは別のVMとして動作しており、ネットワーク経由でマウントすることで利用可能になるものです。
さくらのVPSと追加ストレージ(NFS)はローカルネットワーク経由で接続されるものなので、スイッチを作成しインタフェースを接続してIPアドレスを割り当てるということが必要になってきます。先述の通り仮想ディスクだと思っている方の場合、追加ストレージ(NFS)のIPアドレスとVPSのIPアドレスを同じものを設定してしまうケースがあるようです。ネットワーク経由で通信するためには違うIPアドレスで接続する必要があるので、以下の図のような構成にする必要があります。
万が一同じIPアドレスを設定してしまった場合、追加ストレージ(NFS)では作成後の設定変更ができませんので、VPS側のIPアドレスを変更する必要があります。
上記の点にご留意いただき、追加ストレージ(NFS)を活用していただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。良きさくらのVPSライフをお送りください!